インタビュー Interviews
伊藤 英先生
- 留学先様子
- 留学先
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京都桂病院
- 留学期間
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2022年4月~
- 留学体験記
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京都桂病院で勤務しはや三カ月が経ちました。桂病院で働くにあたり、考えていたのが腹腔鏡・ロボット手術の技術習得です。まだ3カ月ではありますが、ここでの研修が腹腔鏡・ロボット手術の勉強にとてもいい環境だと感じましたのでご紹介します。
まず桂病院泌尿器科では基本手術動画を撮影しており、動画は全て院内にある泌尿器科のパソコンに保管してあります。そのため過去の手術動画をいつでも見ることができ予習が可能です。手術時も丁寧に指導していただけます。また月曜日には前の週に行った腹腔鏡・ロボット手術の動画を全員で確認します。その際術中に悩んだことの相談や、指導をしていただけますので良い復習になります。実技の練習に関しても泌尿器科専用のドライボックスがあり24時間練習できます。ダヴィンチのシミュレーターも空いていればいつでも使用できますので、当直や日常業務の空き時間などにも練習することが可能です。このように桂病院では予習(手技練習含む)⇒実技⇒復習といった流れがしっかりとできているため、非常に勉強になります。
また現在桂病院には同期・後輩の先生が3人もいらっしゃいます。京都では開放手術はほとんどなく、基本的に全麻の手術は腹腔鏡・ロボット支援手術となっていますので、医師4年目の先生もロボット手術を執刀されており驚きました。様々な刺激をうけながら日々働いております。
手術以外についても、入院カンファ・外来カンファ・放射線科との合同画像カンファが毎週、病理との合同カンファが隔週であり、方針確認や勉強の機会がとても多いのもここの泌尿器科の特徴だと思います。大久保先生をはじめ指導熱心な先生方、同期・後輩の先生もいる環境で忙しくはありますが、日々楽しく働くことができています。山形に戻ってからもここで学んだ知識・技術を活かせるように、限られた時間の中で少しでも多くのことを吸収して帰りたいと思っています。