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山形県立新庄病院
現場医師の声
医師7年目の伊藤英です。
山形県立新庄病院での研修・診療内容について紹介します。
月・水・金が外来診療、火・木が手術日となります。
外来では最上地域の拠点病院として泌尿器癌診療(抗癌剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤、内分泌療法など)から良性疾患まで幅広く行っています。
外来日の午後には尿管ステント交換や造影検査なども行っております。
手術日には経尿道手術(TURBT、TURP、r・f-TUL、水圧拡張術、膀胱憩室焼灼術等)、開放手術(膀胱全摘除術、前立腺全摘除術、腎摘除術、腎尿管全摘除術、尿管切石術等)
と多岐にわたる手術を行っています。またサドルブロック下での前立腺生検や腰椎麻酔下での尿管鏡検査も手術日に行っています。
最上地域の特徴として高齢者の割合が多いこと、また人口に対する医師の人数が少ないといったことが挙げられます。
医師の高齢化もあり閉院となる病院も増えてきており、医療資源が少ない中で新庄病院と地域の開業医院と協力し合いながら日々診療を行っております。
地域医療に関心がある先生にとって非常に勉強になる病院だと思います。
新庄病院の研修では外来・手術・入院治療を通し様々な泌尿器科疾患の診療に携わることができます。また院内の検査・設備も充実しておりMRIでDWIBS撮影も可能です。
そして各診療科との垣根が低く普段の診療や宿日直などの救急業務でも相談・連携がとりやすく、研修する上でとても良い環境だと思います。
また、新庄には「鳥もつ」などおいしい食べ物もいっぱいありますし、近隣に四季を通して自然を楽しめるレジャー施設がたくさんあります。
新庄まつりでは毎年地区ごとに山車が制作されます。新庄まつり当日だけでなく、数カ月前から少しずつ完成に近づいていく山車を見て、
徐々に高まる祭りの雰囲気を感じることができるのは新庄に住んでいるからこその体験だと思います。
雪は多いですがとてもいいところです。
泌尿器科は癌治療も手術から化学療法、緩和治療まで一括して行いますし、
良性疾患も外科的治療から内科的治療まで幅広く扱うとても面白い診療科だと思います。
ぜひ後期研修で泌尿器科を選んでいただけたら幸いです。